「信長忌」6月2日に向けて準備完了
天主石段整備
週末6月2日の「信長忌」に合わせて城跡内の整備が整いました。
大手道と百々橋道から始め、旧摠見寺跡、黒金門から二の丸と進めてきました。
毎年この時期の必要作業ですが、最後の難関「天主跡の石垣」の雑草整備に取り組んでいます。
天主石垣にハシゴとロープを使い、1年間で伸びた雑木の伐採が中々大変で危険も伴うために、身軽さと体力がないと務まりません。まだまだ不十分ですが、年間通して整備補修を続けていきます。
信長公本廟整備
天主跡西下の伝二の丸跡に信長公の本廟があります。
「本能寺の変」の翌年天正11年1月1日重臣羽柴秀吉は三法師に年賀を表すべく登城し、翌2月、信長公ゆかりの安土城二の丸跡に太刀、烏帽子、直垂などの遺愛品を埋葬して本廟としました。
そして6月2日の一周忌には、織田一族や家臣を集め、盛大に法要を行ない、これにならって、現在でも毎年6月2日には信長忌として、摠見寺(仮本堂)にて法要を行なっています。
信長公の墓所や霊廟は数多くあり、供養塔なども含めると相当な数が日本国中にありますが、安土城という信長の思いが込められた城跡にあるこの廟には、特別な感情や思いを抱いて多くの方が参拝に来られます。
今年は、長年の懸案であった「信長廟」の整備拡充を行い、本廟の入り口に参拝しやすいように工夫しています。
中には入っていただけませんので、「魔王殿」と彫られた賽銭箱と、信長公の菩提石碑を設置し、灯籠や本廟周辺も合わせて修服しました。
石碑揮毫は、前花園大学学長、地元「興福寺」の西村惠信先生にお願いしました。
今年は2日が日曜日です。
今年は地元のイベントが独自に開催されるため、法要への影響と混乱を避けるため残念ですが無料解放はできませんが、伝二の丸跡の「信長廟」に参拝下さい。
「安土城址オフィシャルサイト→ https://www.azuchi-nobunaga.com」